一心寺

一心寺のお骨仏

大阪 一心寺のお骨仏

一心寺では、宗派を問わず、納骨をお受けしています(一部宗派を除く)。

納められたご遺骨は10年分をひとまとめにしてお骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)を造立いたします。

お骨佛は核家族化や現在の墓地事情などの環境変化に加え、先祖の遺骨をいつも、いつまでも大切に供養したい、というご遺族の思いを受け止める理想的な先祖祭祀・供養法として親しまれ、納骨に訪れる方は年を追って増えています。

次期お骨佛は令和9(2027)年に開眼されます

一心寺の納骨堂には現在8体のお骨佛様がお祀りされています。

明治20年に第1体目が造立されて以来、10年ごとに開眼しておりますので通算では14体になりますが、戦前に造られた6体は残念ながら戦災で焼失いたしました。

第 7期お骨佛 昭和23年、焼け残った戦前の6体の遺灰に戦後納骨された 22万体の遺骨を合わせ、昭和23年に造立
第 8期お骨佛 昭和32年、昭和23年から31年までの納骨約16万体で造立
第 9期お骨佛 昭和42年、昭和32年から41年までの納骨約15万体で造立
第10期お骨佛 昭和52年、昭和42年から51年までの納骨127,619体で造立
第11期お骨佛 昭和62年、昭和52年から61年までの納骨145,664体で造立
第12期お骨佛 平成 9年、昭和62年から平成8年までの納骨150,726体で造立
第13期お骨佛 平成19年、平成9年から18年までの納骨163,254体で造立
第14期お骨佛 平成29年、平成19年から28年までの納骨約22万体で造立
平成29年開眼 第14期お骨佛様の「境内出開帳」について

お骨佛様とは?

仏教の根本精神と先祖供養の思想がひとつになった、妙なる功徳の仏様。
そのお顔に亡き方の面影を見る、とも言われております。

お骨佛様

遺骨で仏様を造る。一心寺でこの前代未聞のしきたりが始まったのは明治20年です。安政3年(1856)、年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まりました。それにより、納骨に訪れる方も後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨佛の造立が発願されたのです。

古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。

第1期造立以来、130年以上の歴史をもち、およそ200万人にもおよぶ故人が、阿弥陀仏のお姿になって一心寺の納骨堂・お骨佛堂に鎮座しておられます。全国各地は言うに及ばず、遠く海外からも一心寺のお骨佛に、と納骨され、いまでは大阪人の誇りとされ平成17年には、その信仰習俗に対し、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。

納骨冥加料 2万円・3万円・5万円
※永代供養料は、別途必要です。

小骨壺のみ納骨できます。
・直径9cm以下、蓋を含め 高さ11cm以下の小骨壺

・1霊につき1壺のみ

胴骨・全骨は、納骨できません。

改葬納骨は、お受けできません。

郵送・宅急便による納骨は、お受けできません。

納骨には「火葬許可証」あるいはそれに代わる証明書が必要です。書類の原本を必ず提出していただきます。コピーでは納骨できません。

納骨後、ただちにお骨佛さま造立の準備をいたしますので、納められたお骨はお返しできません。

ご納骨「受入れ制限」について

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